Report

実際の訪問看護の現場をレポートします!

訪問看護の現場では疾患や症状もさまざま

 現場レポートでは、難病で自宅療養中の利用者様のお宅から、実際の訪問看護の様子をご紹介いたします。 ※利用者様には撮影及び掲載について快くご了承をいただいております。

 看護師は気管内吸引や排痰ケア、人工呼吸器のメンテナンス等の医療的支援に加え、清潔ケアや身の回りのお世話、精神的ケア、訪問以外では主治医をはじめとした多職種連携の中心的な役割を果たしています。

 疾患や症状も利用者様によってさまざまです。つまり、疾患の受け持ち経験が訪問看護の仕事に反映されるというよりは、私自身もそうですが現場でいろいろな経験をしながら看護の勉強をさせていただいているということも事実です。

 今回は訪問中に健康状態のチェックや排痰ケア、呼吸器のメンテナンス、合併症予防、清拭や洗髪を行いました。生活の時間に合わせた訪問や、いかに過ごしやすい日常生活を送っていただけるかを考えたケアの実施など、「生活」というキーワードと切っても切り離せないのが訪問看護のお仕事の特徴です。

生活と密接に関わっているのが訪問看護の特徴

 看護にしてもリハビリにしても、私たちが専門職としての仕事を行う場所は利用者様のご自宅です。文字どおり利用者様のホームです。サッカーをやるわけではありませんし勝ち負けの話でもないのですが、医療施設よりも圧倒的に資源が不足した場所ですし、利用者様の生活環境に入り込むわけですから、病院経験のみの医療職者にとっては完全アウェーのフィールドで看護ケアを行うことになります。

 利用者様にとっての善行や自律を尊重しながら、無危害な生活環境を作る必要があります。ベッドは利用者様の生活の場でもあり、ケアを行う場所でもあります。自宅にあるものを工夫して代用することもありますし、生活の場としての機能に配慮しながら上手に動線を作る必要もあります。もちろん生活上の悩みや相談事もお聞きします。

利用者様とそのご家族の生活を支える訪問看護は、とてもやりがいのある仕事です。これまでの看護師経験を気にするよりも、これから看護師として自分がどうしたいのかを優先させたほうが飛び込みやすい世界ですね。

採用担当者から

・対象は臨床経験3年以上(見込みを含む)です。 ・採用率は紹介会社からの応募は10%程度、直接ホームページからの応募は80%となっています。 ・まずはホームページから直接ご相談ください。

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