スタッフインタビュー

Interview

入職までの経緯や現在の仕事、働き方について聞いてみました

 

看護師Tさん(17年目)

勤務形態を教えてください。

八千代勤務/短時間常勤(週5回、火曜のみ9:00〜15:00、他の曜日は9:00〜17:00)です。

これまではどういった職場で、どのような働き方をしていましたか?

大学病院と総合病院の病棟で勤務をしていました。


・収入面や福利厚生が充実しており、定期的な研修もあるので知識や技術の向上のための学習機会が多く得られましたが、夜勤があり生活リズムが不規則で、緊急入院や緊急手術等のイレギュラーにより残業が多いため、子育てとの両立が困難でした。

訪問看護で働く決め手は何だったのでしょうか?

・育休復帰後は夜勤や残業が難しく、時短勤務ではできる業務も限られており、患者様と向き合うことができず看護に対するモチベーションが保てなくなっていたところに友人から訪問看護を紹介され、1人1人のご利用者様やご家族とじっくり関わることのできる看護や勤務体系の面でも魅力を感じました。

訪問看護のイメージは入職前後で変わりましたか?

・入職前は1人で訪問するため、1人で判断し看護を提供しなければいけないので、幅広い知識や経験が必要とされる難しい仕事というイメージがありました。

・入職後は、いつでもスタッフ同士で相談できるので、安心して働くことができました。

・病棟勤務の時には看護の事だけ考えていましたが、触れることが少なかった制度や保険についても看護師一人ひとりが把握する事が必要だと思います。

入職後の生活は変わりましたか?

・夜勤や残業がなくなった分、病棟勤務の頃よりは収入が減りましたが、規則正しい生活が送れるため、体調が安定します。

・土日祝休みなので、休みの日は子どもとの時間を十分に確保できるようになりました。

オンコールに対するイメージはいかがですか?

・24時間、電話対応や訪問ができることでご利用者様やご家族の安心につながっていると思います。

・緊急訪問がなくても当番の日はオンコール手当が支給されるため、収入が増えます。

・いつ電話が来るかわからないので、緊張感があります。休日に連絡があったり訪問が必要な時は母としての役割を果たせないこともあるため、家族の理解と協力が必要だと思います。

ワークライフバランスという言葉が注目されていますが、どうお考えですか?

・時短常勤として勤務させてもらっているので、家族を優先した働き方ができ、子どもたちとの時間が充実しています。それが仕事へのモチベーションにもなるサイクルがあると思います。

・プライベートを充実させる為に労働時間が短くなる分、常に効率的な仕事をするプレッシャーはあります。

・時々、子供の風邪などで欠勤する事もありますが、複数担当制で普段から看護師同士で情報共有をしているので、こちらから利用者様のサービスをキャンセルすることもなく、他のスタッフがサポートしてくれるのでとても感謝しています。

 

看護師Sさん(10年目)

勤務形態を教えてください。

八千代勤務/週5フルタイム(8:30~17:30)で管理者をしています。

これまではどういった職場で、どのような働き方をしていましたか?

大学病院外科病棟(2交代勤務)で勤務していました。

・新任研修や院内研修が充実しており、病棟での経験も含めて看護技術の習得を進めることが出来ました。症例が多く、疾患の学習・経験ができましたと思います。病院では医師、師長、リーダーなど、指示形態や役割が明確で相談先が変わりやすく、病棟内でも他職種と連携が取りやすく、医師とも直接やりとりができました。

・業務量が多く多忙、残業が当たり前、夜勤もあるので、生活が不規則になりやすかったです。訪問看護を始めてみて振り返ると、病院や病棟という狭いコミュニティの中で業務を継続することで、一般常識や社会性が身につきにくいと思います。

・病院では時間に追われて、患者さんにゆっくり向き合って看護をしているという充実感は得られにくいと感じました。

訪問看護で働く決め手は何だったのでしょうか?

・大学病院で勤務していたときも、自宅での生活のことは気になっていたんです。皆さん早く帰りたいって言いますし、実際のところどうなんだろうと。患者さんの生活に寄り添った看護ができるかなと思いました。

・最初は訪問看護は考えていなかったんですけど、じつは夫もシフト勤務なので私は日勤で働きたいなと思っていたんです。それで訪問看護にチャレンジしてみようと思いました。病棟勤務より給与が少なくなる場合もあると思いましたが、夜勤がなくなる、残業が少なくなることでワークライフバランスが実現できると思いました。

訪問看護のイメージは入職前後で変わりましたか?

・管理者は想像以上の多重業務で、訪問看護に求められることが多いなと思いました。

・病棟勤務より保険制度等の法令を意識するようになり、医療職だけではなく、他職種との連携の重要性を実感していますが、制度や訪問時間の制限などに難しさは感じます。

・訪問先では整理整頓の出来ていない環境の訪問先もあったりします。病院の様に最初から衛生物品が揃っている訳ではないので、その場で対策が取れない状況になる可能性もあり、コロナ渦では想像以上に感染等に曝露されるリスクを感じました。

入職後の生活は変わりましたか?

・夜勤がないので体調が整った気がします。

・短所は特にないです。

オンコールに対するイメージはいかがですか?

・いつ電話が鳴るのかという緊張感と拘束感があります。深夜の訪問(22:00~6:00)は殆どありませんが、夜間帯(18:00~22:00・6:00~8:00)でもオンコールがあると十分に休息が取れない可能性もあると思います。

・オンコールや緊急訪問がないと普段、自分たちの提供している看護が適切に出来ているという評価や自分の看護観にも繋がります。

・オンコールを担当するには、家族に十分に理解や協力してもらう必要があり、家族の関係性によっては、難しいと思います。

ワークライフバランスという言葉が注目されていますが、どうお考えですか。

・病棟勤務では、残業は当たり前、夜勤は絶対の中で働いていて、与えられた環境や自分が選択した環境で看護師として業務をこなすことに日々一生懸命だったため、正直意識したことがありませんでした。訪問看護に転職してからは、仕事やプライベートに関する考え方や選択肢が増え、仕事を含めた自分の時間を豊かなものにするにはどうすればいいか考える余裕が出てきたように思います。いかに看護という仕事を充実感をもってできるのか、どうしたら効率的にやるべき事をこなせるか、そして、看護師という職業に対してもどう向き合えばよいか、どんな看護師でいたいのかという根本的な部分に向き合う時間も増えたように思います。

看護師Fさん(7年目)

勤務形態を教えてください。

八千代勤務/週5フルタイム(8:30~17:30)です。

これまではどういった職場で、どのような働き方をしていましたか?

大学病院で2交代制のフルタイムで勤務していました。

・急性期から退院後まで患者に関われるため知識が広がり、やりがいもあり、賞与が多くモチベーションに繋がりました。

・手術、検査件数が多く残業が多く、休憩がまとまって取れない事があり、夜勤勤務は身体的な負担が多いと思います。

・休日に研修を受講しなくてはいけない事もありました。

 訪問看護で働く決め手は何だったのでしょうか?

・イレギュラーが少なく、残業時間が比較的短いためです。家族との時間を重視したくて、土日休みの訪問看護を選びました。

・自分が経験したことない処置(パウチ交換)の手技に対して不安がありました。

・病院勤務では介護や保険制度の知識がほぼ必要が無いため、在宅の制度に関する不安もありました。

訪問看護のイメージは入職前後で変わりましたか?

・入職前は訪問対象者は体調が安定している高齢者の独居のイメージがありました。

・入職後は保険制度の中で看護を提供することに難しさを感じます。

・医療機関との連携は想像以上に希薄で、対応に困る事もあったりします。

入職後の生活は変わりましたか?

・土日祝日が休みとなったため家族との時間が取りやすく、趣味の時間を取れるようになりました。

・夜勤がない事で体調が整えやすいです。

・クラウドでデータ管理しているため、申し送り内容や過去の看護記録等のカルテ情報がいつでも見れる環境なのですが、休みの日に予期不安を解消するために記録を確認していたら、逆に不安を生じていた経験があります。

オンコールに対するイメージはいかがですか?

・オンコールは手当があるので給与が増えて、金銭的に安定します。

・連絡が来るかもしれないという不安を抱えながら生活しなくてはならない為、予定していた事も十分に出来ない事があります。家族としての役割もあるため、オンコールによって家庭の役割が果たせず、家族との予定が変更になることもあり、家族の理解は必須だと思います。

ワークライフバランスという言葉が注目されていますが、どうお考えですか?

・自己実現や子育て、介護に参加できる時間を働きながら持てるので、性別や年齢に囚われず、メンタルヘルスを保ちながら多様な働き方を選択できると思います。

・労働時間の短縮が求められるため、仕事量自体が変わらなければ、従来よりも短い時間で効率的に業務に取り組む必要があると思います。

看護師Kさん(5年目)

勤務形態を教えてください。

西日暮里勤務/常勤フルタイム(週5回、8:30~17:30)です。

これまではどういった職場で、どのような働き方をしていましたか?

総合病院の整形外科とコロナ病棟で2交代の勤務をしていました。

・新卒の看護師が入職することが多く、同期もたくさんいて相談もしやすかったですし、勉強会や指導なども確立されている感じでした。

・2交代のため夜勤が16時間になったり、残業も大変でした。

訪問看護で働く決め手は何だったのでしょうか?

・訪問看護の方が各利用者様としっかり会話して、個別性を考えた看護ができると思いました。

・整形外科しか経験がない分、知識や技術不足が心配でした。

訪問看護のイメージは入職前後で変わりましたか?

・訪問時間はその利用者様に集中出来ますし、個別性も考えて看護を実施していけるように感じています。

・渉外業務等が多く、最初は電話対応等に苦手意識がありましたが、徐々に慣れてきているように感じています。

入職後の生活は変わりましたか?

・夜勤が無く、生活リズムが整えられて身体的負担が減りました。急変やイレギュラーも病棟より少ないので精神的にも負担が減りました。

・自家用車から都内の電車の通勤に変わって、満員電車が大変です。

オンコールに対するイメージはいかがですか?

・オンコールは想定していたより、鳴ることや訪問も少ないく身体的にも精神的にもゆとりをもって生活出来ます。鳴ることや、訪問になることも少ないですし、オンコールを対応する時も1人で悩まずに、いつでも上司に相談出来る安心感があります。

・緊急携帯を持っている期間はやはり気になってしまうので、知らないうちにストレスになっている可能性もあると思います。

ワークライフバランスという言葉が注目されていますが、どうお考えですか。

・長期間働く場合は、仕事とプライベートとのバランスは取れていないとストレス過多になると思うので、現在の職場のような環境はとても良いと感じています。

看護師Aさん(6年目)

勤務形態を教えてください。

西日暮里勤務/常勤フルタイム(週5、8:30~17:30)です。

これまではどういった職場で、どのような働き方をしていましたか?

総合病院の循環器と消化器外科(3交代)で勤務していました。

・3交代だったため、様々な時間帯の患者様をみることができていました。忙しい分、学ぶことも多かったです。

・勤務が続くと体調を崩したり、業務を忘れてしまう事も多かったです。

訪問看護で働く決め手は何だったのでしょうか?

・私の地元ではベテラン看護師しか訪問看護の求人はありませんでしたが、東京では新卒でも求人があったので挑戦してみようと思いました。

・病棟で働いていた時は、周りに看護師や医師が居たのですぐに指示をもらえましたが、訪問ではそれが無いと思っていたので、不安に思っていました。

訪問看護のイメージは入職前後で変わりましたか?

・一人で全て(情報収集、訪問、必要時医師への報告など)をやらなくてはいけない、ベテランの看護師しかできないというイメージがありましたが、スマイルリンクでは、すぐに相談できる環境が整っているので不安なく業務を行うことが出来ています。

・利用者様の急変時はケアマネ、医師などにメールやFAX、電話連絡など報告1つでも行う事が多く、時間もかかってしまうのが大変だと思いました。

入職後の生活は変わりましたか?

・規則正しい時間で過ごすことが出来るようになりました。

・定時で帰宅できるので仕事の後にプライベートの予定を入れやすくなり、それによって気分転換も出来るようになりました。

・短所は特にありません。

オンコールに対するイメージはいかがですか?

・在宅という環境では、利用者様本人や家族が出来る範囲の自己観察となる為、普段の訪問から私たち看護師が情報不足にならない様に観察やコミュニケーションをする能力が身につくと思います。

・電話がかかってくる頻度が少なくても気が抜けない感じはあると思います。

ワークライフバランスという言葉が注目されていますが、どうお考えですか?

・仕事とプライベート、趣味の時間が区別出来て結果としてどちらも充実すると思います

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